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松本市からこんにちは!外構、エクステリアショップのプレックスガーデンです。みなさん水路掃除・側溝掃除はしていますか?

暑い夏が過ぎて過ごしやすい日が増えた9月。台風がやってくるシーズンでもあります。年々、異常気象の影響を受けて各地で水害が起きていますね。長野県ではまだ記憶に新しい水害として、2019年の台風19号による「千曲川決壊」がありました。

庭や外構のご相談をいただく中でも、「雨水の排水が心配」土地が低い方からは「水害対策は必要?」といったお声を耳にします。

実は、ご自宅の横や近所を流れる水路・側溝の掃除は、水害対策に直結する大切な取り組みです。今回はその理由と、セルフでできる水路掃除の方法を、服装や道具のポイントも含めてご紹介します。最後には、掃除中に出会うかもしれない「アメリカザリガニ」のおまけ話もご紹介します。
なぜ水路掃除が水害対策になるのか?
水路には日常的に落ち葉や泥、草、生活ごみなどが流れ込みます。そのまま放置してしまうと…
・雨のたびに水の流れが滞る
・台風時に水があふれて浸水リスクが高まる

(写真は店舗横の水路。草が茂っていました。)
特に9月は短時間で大雨が降ることが多く、普段は静かな水路も一気に氾濫の危険があります。
定期的に掃除して流れを確保しておくことが、もっとも手軽で効果的な水害対策になるのです。
水路掃除のタイミング
・台風や大雨の予報が出る前
・夏から秋にかけて落ち葉が増える時期
・草刈りの後や、ご近所でゴミが出やすい時期
月に1回程度チェックするだけでも効果があります。ですがなかなか、こまめに掃除することが難しい場所なので、毎年掃除する時期を決めてルーティン化したり、せめて台風予報の前にはチェックする習慣を作ったり、工夫してみてはいかがでしょうか?
水路掃除の手順

①落ち葉やゴミを取り除く
網やトングを使うと効率的です。
②泥や砂を掬い出す
スコップやバケツを利用。底に溜まった泥は水の流れを悪くします。
③草を刈り、見通しをよくする
水路脇の雑草が多いと、再びゴミが溜まりやすくなります。
④ゴミをまとめて処分する
自治体のルールに従って分別しましょう。
ちょっとした作業ですが、これだけで水路は驚くほどスッキリします。また、作業は2人以上で行うと効率的で且つ安心です。滑りやすく転倒の危険があるため、無理をせず声を掛け合いながら行ってくださいね!
水路掃除の服装
・長靴(滑りにくいものが安心)
・作業用の手袋(厚手で防水タイプがおすすめ)
・長袖・長ズボン(虫刺されやケガ予防に)
・帽子(炎天下の作業では熱中症対策に)

釣りや、農作業をする方は持っているかもしれませんが「ウェダー」と呼ばれる足先から腰あたりまで覆う防水性の高い胴長靴があると便利です。ホームセンターやワークマンにもあります。
水路掃除の道具

・脚立(高低差がある場合の昇り降り用)
・ジョレン・スコップ・移植ゴテ(泥上げ用)
・熊手やトング(落ち葉・ゴミ取り用)
・草刈り機・長尺鎌・草刈鎌(草刈り用)
・バケツやゴミ袋(集めた泥や落ち葉をまとめる用)
・ほうきやデッキブラシ(最後の仕上げに)
・懐中電灯やヘッドライト(橋の下も掃除する必要がある場合)
勿論全部必要という訳ではありません!どんな水路の掃除をするか次第で必要なものは変わってます。ある物で代用したり、工夫してみてください。
おまけ:アメリカザリガニのこと

おや、T氏、何かを見つけたようです。
水路には、ザリガニが沢山いました!甲殻類が苦手な方もいると思いますので、ぼかしておきますネ。


沢山見つけれたようで嬉しそうなT氏。
ちなみに、松本市ではアメリカザリガニは「条件付特定外来生物」とされていますので、注意が必要です。捕獲したあとすぐにその場で放す(キャッチアンドリリース)はOK。ただし、一度飼い始めたら、途中で放流せずに、寿命を迎えるまで大切に飼いましょう!詳しくは松本市のHPをご覧ください。(特定外来生物について – 松本市ホームページ)
After

そんなこんなで、水路はすっかり綺麗になりました。気持ちがいいですね。
水路掃除は定期的に!
水路掃除は大切な地域貢献だと考えています。水の流れを確保することで、洪水や浸水のリスクを減らすことができるので、水害対策になりますね。側溝の掃除も同じように水害対策になります。
また、水の流れを遮るものが多い水路や側溝は、雨水だけでなく、ゴミや落ち葉、泥なども溜め込んでしまいます。そうすると、溜まった物は腐敗し、悪臭や害虫の発生源となります。
地域の衛生的な環境を守るためにも、水路や側溝の掃除は定期的にしていきましょう!
まとめ
☑ 9月は台風シーズン、水路掃除が水害対策に直結する
☑ セルフでも道具と服装を整えれば十分にできる
☑ 安全第一で、無理せず複数人で作業を
☑ もしかしたらザリガニに会えるかもしれません
庭や外構も同じで、日頃の点検やお手入れが「安心につながる」第一歩です。
「自分では難しい」「もっと本格的に対策したい」という方は、どうぞお気軽に当社までご相談ください。問い合わせはコチラ
